プライベートサーバーの設置と簡易説明です。
外部へサーバーを公開する場合はグローバルIPが必要です。
家庭内で遊ぶだけならプライベートIPでもだいじょぶ。
グローバルIPかプライベートIPかはプロバイダの契約や接続形態で異なります。
このページではFuzziqer Softwareで配布されている
Fuzziqer Software PSO Serverの設置に関する説明になります。
詳細な説明はサーバープログラムに添付されたreadmeをお読みください。
最新バージョンを基準にした設置やコマンド内容の説明になっています。
使用するサーバーバージョンによっては内容に違いがある場合もあります。
サーバーの動作環境
Microsoft Windows 2000
Microsoft Windows XP (Home Edition, Pro Edition, Media Center Edition *Any
XP Edition*)
1 : Fuzziqer Software PSO Server をダウンロード
2 : 自分のIPアドレスを確認
3 : サーバーの設定でそのIPアドレスを入力
4 : サーバー起動
自分のIPアドレスの確認( winXPの場合 )
スタート → すべてのプログラム → アクセサリ → コマンドプロンプト
背景の黒い窓が立ち上がります。
そこで「 ipconfig 」と入力するとIPアドレスが表示されます。
IP Addressに表示された部分をチェック。
私の場合は 192.168.0.2 の部分になります。
Fuzziqer Software PSO ServerをDLし解凍します。
systemフォルダ内の「 config.ini 」を開き
Add_Addresses 1.1.1.1 # Server's external IP address
External_Address 1.1.1.1 # Server's external IP address
この1.1.1.1の部分に先ほどチェックしたIPアドレスを入力します。
数値を入力したら上書き保存を忘れずに。
プライベートサーバーで使用されていると思われるポートは以下です。
9000, 9001,9003, 9100, 9103, 9115, 9118, 9125, 9126, 9135, 9190, 9192,
9200, 9201, 9203, 9300, 53
サーバーを立ち上げる際はポートの開放もチェックしてください。
LANでローカル接続&外部へサーバー公開する場合
外部へサーバーを公開して遊んでもらうにはグローバルIPが必要です。
IPマスカレードなど、ルータの設定は完了しているものとします。
まず各IPアドレスを以下のように仮に設定します。
(あくまでわかりやすくするための仮置きです。個々の環境に読み替えてください)
グローバルIPアドレス: 211.129.12.34
PCのIPアドレス: 192.168.0.9
<PCの設定>
PCの「マイネットワーク」のプロパティを開き、「ローカルエリア接続」(WIN2K)のプロパティを開きます。
「インターネットプロトコル(TCP/IP)」を選択し、プロパティボタンを押します。
そうするとIPアドレスの設定画面になると思いますが、右下に「詳細設定」ボタンがあるのでそれを押します。
詳細設定画面になりますので「IP設定」のタブにある「追加」ボタンを押します。
追加するIPアドレスを聞いてきますので、
211.129.12.34サブネットは255.255.255.0を入力し追加ボタンを押すとIPアドレスが追加されます。
PC側の設定は以上です。
<FuzziqerServerの設定>
次にFuzziqerServerのconfigファイルへのIPアドレスも211.129.12.34と設定します。
<GCの設定>
PSOの「ネットワークの設定」で「イーサネット設定」で「IPアドレスを自動取得せずに自分で設定する」を選択します。
IPアドレスの設定画面になりますので
「デフォルトルータ」を192.168.0.9 ←PCのIPアドレス
「プライマリDNS」を211.129.12.34 ←グローバルIPアドレス
もしくは127.0.0.1 ←ローカルホスト?
と設定します。
外部からの接続ができない場合
DNS server in retrieval modeの設定を変えてみてください。
コメントアウトすることでノーマルモードに。
config.iniの設定を以下のようにします。
Start_DNS_Server_In_Retrieval_Mode # Comment out this line to start the
DNS server in normal mode instead
この設定の先頭部分に#を入れます。
#Start_DNS_Server_In_Retrieval_Mode # Comment out this line to start the
DNS server in normal mode instead
接続者上限設定
Client_Limit 4
標準では4に設定されています。
4人サーバーに入ると満員となり5人目はサーバーに入れません。
コメントアウトすることで無制限にすることもできます。
サーバーのスペックや回線速度等に合わせて上限設定するとよいかもしれません。
ログイン後表示されるメインメニューの変更です。
PSOBBでは表示されないためGC用です。
config.iniの「 # DISABLE MAIN MENU OPTIONS 」を変更します。
例えばダウンロードクエストの表示を消したい時は
Disable_Main_Menu_Options 24
というように設定すればメインメニューからダウンロードクエストの選択肢が消えます。
Minimum_Level_Normal 1
Minimum_Level_Hard 20
Minimum_Level_Very_Hard 40
Minimum_Level_Ultimate 80
部屋へ入るのに必要なレベルを設定します。
ディフォルトのままで特に変更する必要は無いと思います。
Chat_Command_Marker $
ゲームコマンドの発動合図
通常「 $ 」でゲームコマンドが発動しますが設定変更可能。
Command_Permission_ANN 3
Command_Permission_AX 2
Command_Permission_BAN 2
Command_Permission_BBA 3
Command_Permission_DAU 4
Command_Permission_GETHL 2
Command_Permission_INVDUMP 3
Command_Permission_IPBAN 2
Command_Permission_IPUNBAN 2
Command_Permission_KICK 2
Command_Permission_LC 3
Command_Permission_LCA 3
Command_Permission_LE 3
Command_Permission_LEA 3
Command_Permission_LN 3
Command_Permission_LTHROW 4
Command_Permission_PRIV 2
Command_Permission_RANGEBAN 2
Command_Permission_RANGEUNBAN 2
Command_Permission_STFU 2
Command_Permission_THROW 4
Command_Permission_ULTHROW 4
Command_Permission_UNBAN 2
ゲームコマンドの権限設定
権限には1から4までの数値を指定します。
数値は[ Permission ]を参照してください。
これら以外のゲームコマンドで利用制限したい場合は追加することもできます。
ライセンスの追加や削除を行います。
systemフォルダにあるedit.licenses.ind.exeを使い追加と削除をしてください。
ライセンス情報はlicenses.indに保存されます。
JP版BBクライアントはIDとパスワードが8文字以内でないとログインできなくなります。
8文字以上のIDやパスワードの設定は避けたほうが無難です。
サーバーに登録されたライセンスを持つ人だけにサーバー解放する場合は
config.iniの以下の設定を変更します。
Allow_Unregistered_Users # Comment out this line to disconnect unregistered
users instead
これの先頭に#をつけるだけ
#Allow_Unregistered_Users # Comment out this line to disconnect unregistered
users instead
またstartserver.batを実行するとシップゲートへ接続されない状態で起動します。
シップゲートに接続されないだけでサーバーへのIPを知っていれば誰でも入れます。
クエストの追加や削除を行います。
追加/削除はsystem/quest/gc/index.iniを使います。
index.iniを開くと
*0001quest58,"","",Lost HEAT SWORD
という具合に書かれています。
以下のような書式にしたがって書いていくだけです。
index.iniに書かれた内容を参考にしながら書けば難しくないはず。
*TMGE<filename>,"<short desc>","<long desc>",<questname>
T = type
0 : Retrieval
1 : Extermination
2 : Events
3 : Shops
4 : Virtual Reality
5 : Control Tower
6 : Download quest only
M = mode
0 : normal mode
1 : battle mode
2 : challenge mode
3 : single player mode (BB)
4 : government quest menu (BB)
5 : download quest only
G = government quest flag (BB)
E = episode
1 : episode 1
2 : episode 2
3 : episode 4
4 : episode 3 (download quest only)
ユーザーに対する権限の設定項目です。
1 - 4の数値を指定することで権限を与えることができます。
数値が大きくなるほど権限が大きくなり、サーバー管理者は通常level4です。
The user levels are as follows:
0 : restricted (unused)
1 : normal
2 : moderator
3 : administrator
4 : creator
サーバーへログインした時に最初に表示されるメッセージの変更が出来ます。
systemフォルダにある「 welcome.ini 」の中にメッセージを入力。
GC用のためPSOBBにはこのメッセージは見えません
V3.1では文字コードが変更された日本語でメッセージを書くとメッセージが表示されません
メッセージに色を指定することが出来ます。
メッセージの最初に$C*という文字列を追加することで変更可能。
$C1ようこそ私のサーバーへ
と入力すると「 ようこそ私のサーバーへ 」というような感じで表示されます。
色指定の数値は以下のようになってます。
$C0 : Black
$C1 : Blue
$C2 : Green
$C3 : Cyan
$C4 : Red
$C5 : Purple
$C6 : Yellow
$C7 : White
$C8 : Pink
$C9 : Violet
$CG : Orange Pulse
$C*で指定した文字列に全てに色が反映されてしまうので途中で色を変更したい場合は
色の再指定を行うことで変化させられます。
$C1ようこそ私のサーバーへ
$C4色の再指定をします
メッセージを日本語にした場合、言語設定がJになってないと文字化けします。
英語設定の人見てもがわかるようにPlease set to Japanese.などを入れると良いかもしれません。
PSOBBの場合は「 bbnews.ini 」というファイルをsystemフォルダに作成し
その中にメッセージを書き入れると、ログインした時に上部にテロップを流せます。
GCにはこのメッセージは見えません
パッチサーバーに接続する際に表示されるメッセージの変更。
PSOBB専用でGCの人にはこのメッセージは表示されません。
systemフォルダ内に「 patchbb.ini 」というファイルを追加し、その中にメッセージを入れるだけ。
このメッセージはv2.9時点でUSクライアントのみ対応しています。
ホストファイルに以下を設定して
パッチサーバーもプライベートサーバーにアクセスするようにしてください。
***.***.***.*** patch01.us.segaonline.jp
Informationメニューの変更。
日本語表記も可能です。
日本語表記の場合、PSOの言語設定が日本語になってないと文字化けします。
作成例
1 : system/info/によんでね.txtというファイルを作成し、そこへお好きなように文字入力。
2 : system/info/index.ini を開く
3 : 好きな位置に *"よんでね" という文字列を追加。
GCのセーブデータをBBのセーブデータへコピーします。
GC → BBの一方通行ですのでGC専用のコマンドです。
使用方法は[ コマンド一覧 ]を参照してください。
このコマンドを悪用されるとキャラクタの書き換えが行われる可能性も。
config.iniの「 COMMAND PERMISSIONS 」へ以下を追加するとコマンドの利用制限ができます。
Command_Permission_BBCHAR 4